深夜3時の出来事
その夜は、深夜3時頃のことでした。
病棟が静まり返る時間帯。
突然、ある患者さんが大きな声で怒り出しました。
「お腹がすいた」
という訴えでした。
落ち着いていたと思っていた時間の中で、
突然の怒りに、私は少し戸惑いました。
その時の私の気持ち
最初に感じたのは、戸惑いでした。
「どうして急に怒り出したのだろう」
そしてすぐに、
「興奮を鎮めないといけない」
という焦りも出てきました。
安全を守ることも必要です。
他の患者さんへの影響も気になります。
どう対応すればいいのか、
その場で迷いながら関わっていました。
振り返って考えたこと
あとから振り返ると、
いくつか思い当たることがありました。
深夜に目が覚め、
時間や場所が分からなくなっていたのかもしれません。
中途覚醒による見当識障害。
それによって、不安が強くなっていた可能性があります。
少し落ち着いたあと、
空腹を感じて動こうとした。
でも、それを止められたことで、
怒りにつながったのかもしれません。
その瞬間には分からなかったことが、
振り返ることで少し見えてくることがあります。
その場で行ったこと
まずは水を飲んでもらいました。
そして、ゼリーを少し食べてもらいました。
「朝食はもう少ししたら出ますよ」
「今準備している時間なので、一緒に待ちましょう」
そう伝えながら、
少しずつ落ち着いてもらえるように関わりました。
夜勤の現場で感じること
その瞬間は、
何が起きているのかすぐには分からないこともあります。
スタッフも混乱することがあります。
だからこそ、
- 情報をスタッフ同士で共有すること
- 一人だけで対応しないこと
- お互いの安全を確認すること
が大切だと感じました。
そして、
状況をアセスメントしながら、
その人に合った関わり方を考えていく。
時には、
思ったようにいかないこともあります。
間違うこともあります。
そのときは、
また違う方法を考える。
一度でうまくいかないことも、
現場ではよくあります。
次の勤務へつなぐということ
今回の関わりで、
少し落ち着いた時間もありました。
その変化は、
次の勤務者へ申し送りました。
夜勤で見えたこと、
試した関わり、
その結果どうだったのか。
小さな変化でも、
次のケアにつながることがあります。
最後に
その瞬間には分からなかったことも、
振り返ることで少し意味が見えてくることがあります。
看護は、
一度でうまくいくことばかりではありません。
それでも、
考え続けること。
そして、
次の人へつないでいくこと。
それもまた、
大切な看護の一部なのだと思います。

