夜間入院が続いた夜
その夜は、夜間入院が多い夜勤でした。
私たちの病棟では、夜間でも救急から患者さんが入院してくることがあります。
入院を受け入れながら、現在入院している患者さんの状態も見ていかなければなりません。
一つのことが終わったと思ったら、また次の対応が必要になる。
そんなことが続く夜でした。
気がつけば、夜勤メンバーの休憩を十分に取ることができないまま、時間が過ぎていました。
リーダーとしての迷い
その日の私は、リーダーでした。
本当は、3人それぞれがきちんと休憩を取れるようにしたかった。
「次はこの人が休憩に入って、その間は自分がフォローしよう」
そんなふうに考えていました。
でも、患者さんの対応が重なり、思うように休憩を回すことができませんでした。
結果的に、3人のうち1人だけでも休憩を取ることができたことは良かったと思います。
それでも、
「本当は全員が休めるようにしたかった」
という気持ちは残りました。
休むこともチームの仕事
夜勤では、患者さんの状態が変化することがあります。
急な入院が入ることもあります。
その場の状況に応じて、臨機応変に対応することが求められます。
だからこそ、忙しいときには、
「今は休んでいる場合ではない」
と思ってしまうことがあります。
でも、今回の夜勤を振り返って、
休むこともチームとして必要なことなのではないか
と改めて感じました。
疲労は安全にも関わる
看護師も人間です。
疲労が蓄積すれば、集中力や判断力にも影響する可能性があります。
忙しい状況では、普段なら気づける小さな変化を見落としたり、確認が不十分になったりすることも考えられます。
もちろん、忙しい夜勤では、すべてを理想通りに進めることが難しい日もあります。
だからこそ、
「どうすれば、この状況でも少しでも休めるのか」
をチームで考えることが大切なのだと思います。
リーダーとして考えたこと
今回、リーダーとして、
「休憩をきちんと回せなかった」
という自分自身への反省がありました。
でも、それだけではなく、
「休憩を取ることが難しいほど忙しい状況を、どうすれば改善できるのか」
ということも考えました。
一人のリーダーの工夫だけでは、どうにもならないこともあります。
その日の患者さんの状況や入院数、スタッフの人数など、さまざまな要因が重なります。
だからこそ、
「休憩を取れなかった」という結果だけを見るのではなく、
その背景に何があったのかを振り返ることも必要なのだと思います。
忙しい夜勤だからこそ、声を掛け合う
今回の夜勤では、3人で協力しながら、一つひとつの対応を乗り越えていきました。
自分が患者さんの対応をしている間に、別のスタッフが他の患者さんを見てくれる。
誰かが忙しそうなら、できることをフォローする。
そうした一つひとつの積み重ねがあったからこそ、忙しい夜勤を乗り切ることができたのだと思います。
チームワークとは、
「忙しいときに頑張ること」
だけではないのかもしれません。
お互いの疲労や状態にも目を向け、
「少し休めそう?」
「今、代われるよ」
と声を掛けられることも、チームワークの一つなのだと思います。
次の夜勤に活かしたいこと
今回の経験から、次の夜勤では、
「患者さんのこと」だけではなく、
「一緒に働くスタッフの状態」
にも目を向けたいと思いました。
どんなに忙しい状況でも、可能な限り休憩を確保する。
一人だけに負担が集中しないようにする。
そして、誰かが疲れていることに気づいたら、声を掛ける。
すべてを完璧にできるわけではありません。
それでも、
患者さんの安全を守るためには、看護師自身が安全に働ける環境も大切なのだと思います。
最後に
忙しい夜勤では、
「患者さんを優先しなければ」
という思いが強くなります。
でも、患者さんを守るために働く私たち自身が疲れ切ってしまえば、長く安全な看護を続けることは難しくなります。
今回、3人全員が十分に休憩を取ることはできませんでした。
それは、リーダーとして心残りでした。
だからこそ、この経験を次につなげたいと思います。
忙しい夜勤を乗り切るために必要なのは、
一人ひとりの頑張りだけではなく、
お互いに支え合い、休むことも大切にできるチームであること。
それもまた、患者さんの安全につながる看護なのだと思います。


